その2 肩甲骨
肩甲骨の説明の前に、「腕」とは、どこからどこまでを言うのでしょう?
肩から先の部分?
一般的に言えばそうなります。腕といえば肩関節から末端部分の上腕、前腕部を指して言うのですが、解剖学的に言うと少し違います。
上肢(腕)とは、肩甲骨と鎖骨を含みます。ですので、腕の付け根は胸鎖関節になります。胸鎖関節とは、鎖骨と胸骨(顎の下、胸部前面の骨)の結合部です。
人体の大黒柱である背骨につながるまで、
橈骨、尺骨(前腕)→上腕骨→肩甲骨→鎖骨→胸骨→肋骨→脊柱(背骨)と、これだけの部位を介して、ようやく背骨に到達します。
なぜここまで複雑な構造なのでしょう?
背骨から鎖骨が生えて、その先端に上腕骨がぶら下がっていれば単純明快でしょう。
しかし、実際はこんなロボットのような構造ではなく、前述した非常に複雑な作りになっています。実は、この複雑な構造にこそ意味があるのです。
では、一体どのような意味があるのでしょうか?
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