体幹部の基軸となる胸腰椎移行部。具体的にどこの部位なのか、また、解剖学的にどのような特徴を持つのでしょうか?
背骨の各部位を取り上げて見ていきましょう。
まず、仙椎(仙骨)
仙椎は、元々5つの骨だったのが結合して1つの骨のようになっています(仙骨)。骨盤を形成している骨の一つです。結合しているので動きません。重量を支えるには最適ですが、まったく動かないので脱落となります。
尾椎
尾椎は、文字通り尻尾です。仙骨の下についています。動かせる人もいますが、はぼ、動かすことができません。構造も小さいので、支えることも不向きです。よって脱落です。
頸椎
頸椎、いわゆる首の骨です。動きに非常に優れています。あらゆる方向に繊細に動きます。構造が小さく円形で椎間関節も平らでゆとりがあるためです。しかし小さく、構造が繊細なので重いものを支えるには向いていません。
例えるなら、頸椎は「バレリーナ」でしょうか。動きに特化している分、重量を支えるのに不向きなため、脱落となります。
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